猿猴捉月

映画中心に雑記色々。

2018年映画ベスト10

 2018年の映画ランキングベスト10をいちおう考えたので、備忘のため記載。年間で映画館で観た映画は48本(被り含む)でした!

 

ではまず順位から!

 

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

未来のミライ

③へレディタリー/継承

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

パディントン

リメンバー・ミー

ちはやふる 結び

⑧レディ・プレイヤー1

寝ても覚めても

ボヘミアン・ラプソディ

 

以下、ざっくり感想。


1位『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

観た後に絶対に今年一位にすると確信した作品。スカイダイビングやあらゆるチェイスシーン(車、バイク、ヘリ)など、劇中見せ場は数あれど、トム・クルーズが屋根の上を己が足で全力疾走するシーンに射止められた。トムが走るシーンだけで映画になってしまうことに感動し、そして、感謝の気持ちがいっぱいになった。ありがとう、トム。トムのフィルモグラフィーを同時代に追えることに、あらためて感謝!あと、ハチャメチャなアクション要素が持ち上げられがちな本シリーズだけど、トム扮するイーサンがなぜスパイとして在り続けるのか、戦い続けるのははなぜか、その理由にも明確なアンサーがあって、いたく感服し、納得した。


2位『未来のミライ

泣いてないけど、終始泣きそうな状態で観ていた。主人公のくんちゃんは自分だと感じて、めっちゃのめり込んで観た。一般受けするようなわかりやすさも無いし、夏休み映画的なイメージの細田守映画からだいぶかけ離れてので、結構ディスられていた本作だけど、自分は大好きです。子供の情緒的な言動だったり、アイデンティティを確立する過程だったりを、アニメーションで完璧に表現していて、それって映画的な快楽以外の何モノでも無いじゃん、と言い切りたい。そして、初めて自転車に補助輪なしで乗れた時の「自分」はどこにいってしまったのか?

 

3位『へレディタリー/継承』

アリ・アスターという末恐ろしい才能の出現。ホラー映画は大好きだから、たいていはワクワク楽しんで観るのだけど、本作はそういった自分のスタンスをぶち壊してくれた。ほんとに怖くて、嫌な気持ちになった。ぶっちゃけ他人に気軽に薦められる映画ではない。劇中、よくわからないけどイヤーな感じをめちゃくちゃ演出してくるんだけど、後から考えると、全部緻密に組み上げて醸成されていたことに気づく。そして楽しくなっちゃう。”完璧な悪夢”というキャッチコピーにも超納得。観た後誰かと語り合うのにこんなに楽しい映画も無いでしょう。

 

4位『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

ご存知MCUの集大成。ぶっちゃけみんなめちゃくちゃぶち上がったのに、ベスト10からはあえて外してる感じ。まぁわかるけど。プロフィールの好きな食べ物に米って書く人いない的な。とんねるず食わず嫌い王決定戦に「お米」選ぶやついないじゃん?的な。(よくわからん。)なので、自分はあえて外さないで、あえて入れました。だって、本当にすごかったもの。GotG大好きなので、色々背負わされている彼らを観て胸が痛みました。

 

5位『パディントン2』

ぶっちゃけ1位でもよい映画。パディントンの可愛さは前作から引き続きそうなんだけど(窓ふきのとことか、枚挙に暇がない)、今作ではプロットも格段にブラッシュアップされていたと思う。パディントンの優しさが、きっちりお話を回している。(前作はけっこうただの迷惑なクマなのに、周りがすごい助けてくれていた感じはあった・・)ビジュアルもめちゃくちゃ楽しいし、本当に完成された映画。

 

6位『リメンバー・ミー

今年もディズニーたくさん観た。『シュガーラッシュ:オンライン』『インクレディブル・ファミリー』『プーと大人になった僕』など。そんな中で圧倒的にハートを掴まれたのが本作。ラストでめっちゃ泣いてしまったので・・あと本作で現実の家族に対する考え方が少し変わったということが大きいです。(もちろんイイ意味で)

 

7位『ちはやふる 結び』

3作目。邦画のマンガ実写化映画、ティーン向け青春映画、そういった枠組みの中で、本シリーズは完全にクラシックになったと断言できる。周防さんと太一のシーンたまらんかった。

 

8位『レディ・プレイヤー1』

IMAX 3Dで観た。没入感素晴らしくて、「体験する」映画でした。多分、今後家でDVDとかで見返す気が起きない、それくらい良かった・・あらゆるポップカルチャーが好きで良かったなぁ、って本当に思った。ありがとう、スピルバーグ。『シュガー・ラッシュ:オンライン』と本作でどっちかベストに入れたくて迷ったのだけど、超個人的に、本作の「ゴールデンアイ007(ゲーム)でオッドジョッブ使って武器は素手縛り」みたいなゲーマーあるあるギャグが最高だったから、軍配が上がりました。「俺は○○で行く!」は映画流行語大賞でも良いのでは。

 

9位『寝ても覚めても

東出くんのファンなものでね。結構ディスるやついるけど、これまでも黒沢清作品などで存分に活躍してきたと思う。そして、今作も素晴らしかった。(彼の”怖さ”が惜しみなく発揮されていた。)こんなラブストーリー誰も見たことない!ショットのセンスたまらない映画。

 

10位『ボヘミアン・ラプソディ

言わずもがな、今年ラストにかけてめちゃくちゃバズった本作。『グレイテスト・ショーマン』と迷ったんだけどね。史実からの改変が何点かあるらしく、ケチつけてる人もいるけど、本作で一番伝えたいメッセージはそれでもブレていないと思うから、肯定したい。(プロデュースにバンドメンバーがいるしね。)クイーンという世界最強のバンドがあらためて色んな人に届くきっかけになった素敵な一作。

 

 

というわけでベスト10でした。邦画あんまり観れてなかったり、ミニシアター系映画全然観れていなかったり、正直心残りはあるのですが、今年もたくさん楽しかったです。